TOKOTOKOのおうちでは、食堂から見える「おうちキッチン」で給食を作ります。
その香りや音が子どもたちの食欲をそそる「おうちキッチン」は、
“食べることを楽しめる子どもに育つ”ことを、大切にしています。
- 管理栄養士をはじめ食事を作るスタッフと、遊びを受け持つ保育者が力を合わせて
子どもたちが楽しく食べる環境づくりをしています。 - 「おててをパッチン、いただきます!」で始まる給食。
木の大テーブルを囲んで、保育者と子どもがいっしょに食事を楽しみます。 - 小規模園なので、子ども一人ひとりの様子を共有でき
保護者の声を聞きながら、栄養士や保育者が食のアドバイスをします。
給食で人気のおすすめレシピ
園では、栄養士自らが食材を選び調理。その給食やおやつの中から、子どもたちに人気のおすすめレシピを紹介します。
子どもの食事を作るとき、調理のコツは?
子どもと食べる時、どんなサポートが大切?
一番大事なことは、
親子が一緒に楽しく食べること。
ご家庭での食事作りを頑張りすぎていませんか?手作りでなければという気持ちは大切ですが、いつもできる状況にあるわけではなく、疲れたときはお惣菜を出してもいいのではないでしょうか。何よりも、家族がいっしょに楽しく食べることが大事であると考えています。子どもの食事サポートについても、園での声かけや見守りポイントを紹介します。
声かけのポイント
ご家族の方は、食べて欲しい気持ちが強くなって声かけが多くなりがちではありませんか?
「子どもが自ら食べたくなる声かけをする」ことが大切です。
食材を見て・触り・匂いを感じることで興味を引き出す。
- これな~んだ?見てみる?
- どんな触り心地かな?
いっしょに触ろうか? - 甘い匂いがするよ!
お鼻を近づけて嗅いでごらん
いっぱい遊びおなかをすかせ、食事が待ち遠しい気持ちを膨らます。
- くんくん!
おだしのいい匂いがするね - もうおなかペコペコ、
早く食べたいね?何が食べたい?
みんなで一緒に楽しく食べて、気持ちを分かち合う。
- みんなで一緒に食べると
楽しいね♪ - 食べられなかった野菜、
みんなと一緒に食べちゃったね?
おいしく食べたら、大人と一緒に感謝の気持ちを伝える。
- おいしかった!またつくってね
- ごちそうさま!
ごはん作ってくれてありがとう
● 調理した人に大人が伝えることで、子どもからも自然に感謝の言葉が出てきます。
1回の盛り付け量を、食べられる量より少なめにする。
小食の子には“食べきったぞ!”という満足感を、たくさん食べる子には“おかわりすること”で満足感が得られるようにしています。
苦手食材の切り方を工夫する。
大きいと手を出しづらいので、最初は小さく切り、食べ慣れてきたらサイズアップをすると、
いつの間にか食べることができるようになります。
見守りのポイント
子どもの食べる意欲と表情を見守ることは大切。みなさん、見逃していませんか?
- 見守る側は
寄り添う - ・子どもの食べるペースに任せ、まずは見守り、声かけはし過ぎないで。
・周りの大人はさり気なく、にこやかな表情で優しく寄り添う。
- 子どもの
食べ方を
よく見る - ・飲み込める固さに調理してあるか?上手にかめているか?
・口にたくさんの食べ物を入れすぎていないか?
・席を立つときにまだ口の中に食べ物が残っていないか?
・子ども達がのどに食べ物を詰まらせることがないよう細心の注意をする。
- 食べる環境を
整える - ・食事に集中できる環境作りをする。気が散りやすいテレビは消して、おもちゃは片付ける。
・体の成長に合ったテーブルとイスを用意する。
合わない場合はクッションや足置き台などで調整する。
成長が感じられるポイント
気をつけて見ていると、子どもたちの成長を感じて嬉しくなるポイントがたくさん見つかります。
いつの間にかできるようになっていたことや、食べ方の変化などを見つけよう。
- 0歳児
- ・食べさせてもらうばかりだった子が、自分から食材に触わり食べようとした。
・コップから飲み物が飲めるようになった。
- 1、2歳児
- ・手を使うこともあるが、フォークやスプーンを上手に使って食べようとする。
・自分から食べなかった子が、自らパクパクと食べるようになった。
・苦手な食べ物にも挑戦しようとしている。
・より固いものや大きい食べ物を、上手に食べられるようになった。
・自分から食べ物の話題を話してくれた。
・何でもよく食べていた子だったのに、好き嫌いが出てきた。
(成長過程で誰にでもやってくるのでご安心を♪)